2024/11/20 12:38


2024年11月11日より数ヶ月間に渡り、瀬戸優の過去最大の代表作品「水月-シロサイ-」をザ・リッツ・カールトン東京45Fロビーラウンジに展覧いたします!!
本作は2020年に東京藝術大学大学院 修了作品として制作したものです。

まさか、過去最大の代表作品をまたお披露目できる機会が来るなんて!しかも、日本の最高峰ホテルであるリッツ・カールトンに!!

ことの始まりは6月。ご縁をいただきリッツ・カールトン社に瀬戸優の彫刻作品と世界観を気に入ったいただきました。ちょうどその頃、表現活動を通してもっと社会貢献をできないかと考えていました。そしてより多くの人に世界観を伝えるため、彫刻作品のみならず、様々なプロダクトを手掛けていきたいと思っていた矢先でした。
ホッキョクグマのキャンドルプロジェクトをスタートさせ、そのためのチーム「subig」設立に至りました。
まさか、初めてのお仕事がリッツ・カールトンの日本酒ラベルデザインとは夢にも思いませんでした笑。

日本酒のラベルデザインを皮切りに、ザ・リッツ・カールトンと様々な形でコラボレーションをさせていただけることとなりました。
これから嬉しいご報告が続く予定です…!

そのひとつとして、この度シロサイの展示が実現しました。
大学を出て社会に挑戦する門出を担った作品を、これから彫刻家の域を越え新たな表現活動をしていく場に展示できることは感慨深く、とても嬉しいです!!

シロサイの展示をお許ししてくださった所有者様、
瀬戸優及びsubigの理念に共感していただき機会を与えてくださったザ・リッツ・カールトン東京様、関係者の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございます。

更なる続報をお待ちください!

———

「水月-シロサイ-」
テラコッタ、彩色、玉眼、樟
H270×W80×D200cm
2020

「アフリカ大陸中央部に生息していたキタシロサイは、
環境破壊、内戦、乱獲などにより 1990年代に大きく数を減らしく2008年に野生下で絶滅した。
保護飼育されていたキタシロサイは世界に残り3頭までになった。
2018年に2頭のメスを残し、最後のオスが亡くなった。

台座の上面を水面に見立て、水を飲む姿は壮大な生命力を感じさせる。
キタシロサイの目は滅びゆく種を受け入れつつもどこか優しい目で、我々鑑賞者に現代社会のあり方を問いかける。」



“Suigetsu – White Rhino”
Terracotta, pigments, glass eyes, camphor wood
H270 × W80 × D200 cm
2020

The Northern White Rhinoceros, once native to Central Africa, saw its numbers drastically reduced due to habitat destruction, civil war, and poaching throughout the 1990s. In 2008, it was declared extinct in the wild. Only three Northern White Rhinos remained in captivity, and in 2018, the last male passed away, leaving behind only two females.

The base of the sculpture represents a water surface, with the rhino drinking, exuding a profound sense of vitality. The rhino’s eyes, while accepting the extinction of its species, possess a gentle gaze that challenges us, the viewers, to reflect on the state of modern society.